新町のギャラリーで写真展「夢の抜け道」-京都の路地裏撮り続ける

モノクロの銀塩写真ばかり55点を展示する

モノクロの銀塩写真ばかり55点を展示する

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 35年間にわたり京都の路地裏を撮り続けた京都在住の写真家、甲斐扶佐義さんの写真展「夢の抜け口」が現在、新町のギャラリーマゴット(大阪市西区新町1、TEL 06-6940-7257)で開催されている。

大きく引き伸ばした写真も

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 1949(昭和24)年大分県生まれの甲斐さんは、大学進学のため1968(昭和43)年に京都で暮らし始めたが、大学紛争のピークを迎え同志社大学を除籍になった。連日アルバイトやデモで明け暮れるなか、1972(昭和47)年に仲間とともに喫茶店「ほんやら洞」(京都市上京区)をオープン、喫茶店経営の傍ら京都の日常の風景を写真に撮り始めた。現在は「ほんやら洞」のほか、カフェバー「八文字屋」(中京区)も経営している。これまで写真展を開くほか、多数の写真集を出版。昨年には「京都文化芸術賞」を受賞した。

 今回の写真展は、仏文学者杉本秀太郎さんとの共著「夢の抜け口」(青草書房)が1月29日に出版されたことを記念して行われているもの。甲斐さんがこれまで撮影した150万枚の京都の写真の中から55点を展示している。写真はいずれもモノクロの銀塩写真で、遊ぶ子どもたちや、笑顔の商店主、河原で休む人々など、路地裏の人々や風景など「日常の京都」が写し出されている。

 営業時間は12時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。3月1日は休業。3月7日まで。

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