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心斎橋に小藪千豊さん、相武紗季さんら-映画「FLY!~平凡なキセキ~」公開で

舞台あいさつを行った「FLY!~平凡なキセキ~」出演者ら

舞台あいさつを行った「FLY!~平凡なキセキ~」出演者ら

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 「シネマート心斎橋」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6282-0815)で3月10日、映画「FLY!~平凡なキセキ~」の初日舞台あいさつが行われ、出演者の小藪千豊さん、相武紗季さん、温水洋一さん、稲垣早希さんらと近藤真広監督が登壇した。

吉本新喜劇流の「こけ」にチャレンジ

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 吉本興業(難波千日前11)が企画・製作を手掛けた同作品は、大阪の町工場で働くさえない男(小藪千豊さん)が、工場のマドンナでシングルマザー(相武紗季さん)に恋心を抱くものの一歩を踏み出せない。そんなとき、遠い星から偶然地球にやってきた宇宙人(温水洋一さん)と出会い友情が生まれる…というヒューマンコメディー。

 舞台あいさつでは、主演に抜てきされた小藪さんが心配になって「本当に僕でいいんですか」と聞いたエピソードを披露。「新喜劇の5倍頑張った。台本を読んでも不安ばかりで、あんなに読後感の悪い読み物は初めて」と当時の思いを振り返った。兵庫県出身の相武紗季さんは「大阪を舞台にした映画なので、ずっと関西弁で話すことができた。大阪で感じた安心感がスクリーンに出ていれば」。宇宙人という異色の役柄を演じた温水さんは「宇宙人の役作りなんてどうすればいいんだと思ったが、自分の中ですてきな作品になった」と自信満々。「貴重な体験だった。でもこれが遺作になるとちょっと複雑だけど」と笑いを誘った。

 舞台あいさつが終了すると、突如「吉本新喜劇こけ方道場」コーナーが始まり、新喜劇の座長・小藪さんが、相武さん、温水さんに吉本流「こけ方」を伝授。ショートコントの後、登壇者が「こけ」にチャレンジして会場を沸かせた。稲垣さんが元気よく蹴り飛ばしたごみ箱が舞台下まで落ちる一幕もあり、普段見られない姿に観客から拍手が起こった。

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