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難波「北極」が「キャンディー」 創業当時の「アイスキャンデー」の味を再現

アークティックの久保田光恵社長。創業当時のパッケージ(右写真)をイメージしたキャンディー

アークティックの久保田光恵社長。創業当時のパッケージ(右写真)をイメージしたキャンディー

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 大阪・なんばの戎橋筋商店街にあるアイスキャンディー店「北極」(大阪市中央区難波3、TEL 06-6641-3731)は12月1日、創業70周年を記念し、創業当時の「アイスキャンデー」の味を再現した、「キャンディー」の販売を始めた。

70周年を記念して販売を開始した「キャンディー」

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 同店は1945(昭和20)年、現在の地にアイスキャンディー店として創業した。創業当時の「アイスキャンデー」はミルク味、あずき味、パイン味の3種類で、1本20円で販売を始めた。翌年にはココア味を追加、現在では9種類の味を提供するが、ミルク味、あずき味、パイン味、ココア味が不動の人気を誇る。

 同店はその後、1955(昭和30)年にビルを竣工、地下に工場、1階・2階に喫茶・軽食を設け、ぜんざい、みつまめ、オムライス、カレーライス、ケーキ、和菓子など幅広いメニューを提供した。1990年に工場を兵庫県三田市に移転、1997年には現在のテークアウト専門店になった。9人の職人が1本1本手作業で「アイスキャンデー」を作っており、同店のほか百貨店の催事販売などで年間76万本を販売する。

 12月1日より、同店と近隣のみやげ物店で販売を開始した「キャンディー」は、「アイスキャンデー」のミルク味、あずき味、パイン味を再現。パッケージも、創業から1980年前後まで使用していた「アイスキャンデー」用の円筒形のパッケージを模したものにした。15個入り、486円で、年間1万パッケージの販売を目指す。

 同店を運営するアークティックの久保田光恵社長は「70周年を記念し、お客様に喜ばれるものを作りたいとキャンディーを考案した。アイスキャンデー同様、キャンディーも手作りで、地釜でじっくり練り上げているので、味わっていただければ」と話す。

 営業時間は10時~22時。

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