大阪・アメリカ村の複合商業施設「心斎橋ビッグステップ」（大阪市中央区西心斎橋1）の大階段で2月27日、4階の映画館「シネマート心斎橋」（TEL 06-6282-0815）で公開する、若者をテーマにした2作品をPRするイベントが開かれる。

「心斎橋ビッグステップ」の大階段

　同館は、日本やアジアなど国内外のさまざまな映画を上映するミニシアター。イベントでは、ボーカロイド「初音ミク」の楽曲で火が付き卒業ソングの定番となった神曲「桜ノ雨」を原案に、高校合唱部を舞台にした青春群像劇「桜ノ雨」（3月5日公開）と、13歳でデビューし、大学生となった沖縄出身の映画監督、仲村颯悟（りゅうご）さんが普天間基地移設問題をテーマに、沖縄が抱えるさまざまな葛藤を若者の目線で描いた「人魚に会える日。」（同26日公開）の2作品をPRする。

　PRイベントには、映画をテーマにしたガールズユニット「Pic☆ture」が登場し、映画に関するトークを交えたライブパフォーマンスを行う。同ユニットは映画をテーマに、メンバーごとに「青春映画担当」「ミステリー映画担当」「SF映画担当」「アニメ映画担当」と役割が設定されているユニークなアイドル。

　同館宣伝担当の滝澤悠平さんは「ミニシアターへ足を運ぶ若者が減っている中、『若者』『学生』というテーマでつながる2作品を、これからの時代を担っていく10代の女の子たちがライブを通じて映画を伝えていくことが新しい発信方法の一つになるのではと考えた。精いっぱい頑張っている若者の姿を見て、同世代には刺激を受けてもらいたいし、大人の方々には彼らの姿を応援する気持ちになっていただければ」と来館を呼び掛ける。