「ヒロコレッジ」の浴衣を展示・販売-南船場「ELTTOB TEP」

展示販売の様子。円と直線という「最低限」の要素で構成された、斬新な図柄が特徴。

展示販売の様子。円と直線という「最低限」の要素で構成された、斬新な図柄が特徴。

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 「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE(エルトブテップ イッセイ ミヤケ)」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6251-8887)で6月12日より、デザイナーの高橋理子(ひろこ)さんがデザインした着物・浴衣が展示販売されている。

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 高橋さんは、東京藝術大学で染色を学び、同大学大学院修士課程終了後アパレル企業にデザイナーとして勤務。2005年、フランス外務省AFAAの招きにより、PARIS・CITE INTERNATIONALE DES ARTSで活動し、2度の個展を開催。帰国後、自身のブランド「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」を設立、2007年にはミス・ユニバース日本代表の森理世さんのナショナルコスチュームを担当した。

 店内では、高橋さんがデザインした着物を展示するほか、ブランド「ヒロコレッジ」の浴衣や小物、Tシャツ、オリジナルの「スリーブバッグ」を販売する。店舗と調和した着物のディスプレーは、高橋さん自身が手がけた。着物は、これまでの既成概念にとらわれない、円と直線という「最低限」の要素で構成された斬新な図柄が特徴。

 高橋さんは「パリで活動していたときに、これまでファッションとして関わってきた着物が、日本の文化として誇りに思える出来事に遭遇した。日本は『着物』という素晴らしい文化を持っているのに、知らない人が多い。自分たちが持っているものに、もっと誇りを持ってもらいたい」と着物に対する思いを語る。さらに、「単に『着物ブーム』として終わらせるのではなく、自然に使ってもらえるよう新しい『伝統』を作っていきたい。着物の持つ良さを残しつつも時代に合わせて進化させていきたい」(同)とした上で、「『かわいい』だけのものづくりではなく、歴史や伝統、作っている職人など、ものづくりの背景を伝えていきたい」(同)とも。

 高橋さんは6月21日・22日15時~19時に来店し、和装小物とのコーディネートや着方のアドバイスを行う予定。同店での着物・浴衣の展示・受注期間は7月3日まで。

円と直線で構成された斬新な図柄(関連画像)ミス・ユニバース森理世さん着用の和風コスチュームを展示(シブヤ経済新聞)南船場「ELTTOB TEP」、1周年記念でライブ・ペイント企画(なんば経済新聞)HIROCOLEDGEELTTOB TEP ISSEY MIYAKE

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