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コミュニティーFM「YES-fm」で大学生制作ラジオ番組 「ミナミを元気づけたい」と企画

番組制作した5人の大学生と藤原准教授

番組制作した5人の大学生と藤原准教授

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 コミュニティーFM「YES-fm」(大阪市中央区難波千日前)で3月7日、追手門学院大学(茨木市)の学生が制作したラジオ番組「コロナに負けるな、またきてミナミ」が放送される。

収録の様子

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 ラジオを制作したのは、同大学地域創造学部で地域活性化を学ぶ大学2~3年生の5人。昨年7月に同局の久保利子さんがコミュニティーFMを紹介したゼミの授業をきっかけに、番組制作に興味を持ったという。新型コロナウイルス感染拡大で国内外の観光客が激減した「大阪・ミナミの魅力を発信し、地域の人たちを元気づけたい」と企画した。

 昨年11月、ミナミの「行政」「商店街」「店舗」3つの視点を選定し取材を開始した。大阪観光局、千日前道具屋筋商店街振興組合、たこ焼き店「わなか」、免税店「ラオックス」などにインタビューを行い、街の魅力やコロナ禍で抱える問題や新たな取り組みを聞き取った。

 番組では、3年生の中田真誠さんが司会を務め、ほかの4人が取材した内容を各自リポートする。中田さんは高校で放送部に在籍した経験を活かし、30分番組の台本を作成した。企画会議やインタビュー、ラジオ局との打ち合わせは、ほぼオンライン会議を利用し準備した。

 2月22日に行った収録を終え、リーダーを務めた中田さんは「番組をゼロから作るのは初めてでいい経験になった」と振り返り、ラオックスを取材した東琴美さんは「人と話すのは苦手だったが、取材を通してラジオ局に就職したいと考えるようになった」と目標を語った。

 「YES-fm」は1996(平成8)年11月に開局。エフエムちゅうおう(難波千日前)が運営する。周波数は78.1メガヘルツ、出力は10ワット。スマホアプリ「エフエムプラプラ」にも対応する。

 放送時間は3月7日22時~。

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