開業前の阪神なんば線で一度限りのウオーキングイベント

ドーム前駅のプラットホームで工事関係者の説明を聞く参加者

ドーム前駅のプラットホームで工事関係者の説明を聞く参加者

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 西大阪高速鉄道と阪神電鉄は11月24日、来年3月20日に開業する「阪神なんば線」の建設工事区間を歩くイベント「『阪神なんば線』新線ウォーク」を開催した。

地下線から地上に出て安治川橋梁をめざす参加者

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 同イベントは開業前の新線区間を歩いて同線に親しんでもらおうと両社が企画。一度限りのウオーキングイベントとあって、400人の募集に対して約6,000人が応募する人気ぶり。抽選で選ばれた家族連れや鉄道ファンが参加し、ドーム前駅から西九条駅までの約1.7キロメートルを約1時間かけて歩いた。

 ウオーキングは最も深い地下約30メートルにあるドーム前駅のプラットホームから最も高い地上約14メートルの高さにある安治川橋りょうまで高低差約45メートルの変化に富んだコース。参加者らは歩き慣れていない線路上を足元に気を配りながらウオーキングを楽しんだ。ドーム前駅や九条駅などでは工事関係者による施設の説明などがあり、参加者らはカメラ片手に熱心に聞き入っていた。

 阪神なんば線は西九条-近鉄難波間(3.8キロメートル)を結ぶ新線で、「桜川」「ドーム前」「九条」の3駅が開業する。開業後は近鉄との相互直通運転により三宮-近鉄奈良間を70分台で結ぶ。阪神電鉄広報の桂剛生さんは「今後は券売機の設置など駅施設の工事も行っていく」と話した。早ければ年内にも阪神の車両が新線区間内を試運転する。

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