なんばパークスで「環境」テーマにシンポジウム-大阪芸大生らが企画

シンポジウムのほかにもワークショップや探検ツアーなども行われる

シンポジウムのほかにもワークショップや探検ツアーなども行われる

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 なんばパークス(大阪市浪速区難波中2)7階「パークスホール」で10月3日、環境の視点から大阪の未来を考えるシンポジウム「土に遊ぶまち」が開催される。

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 同シンポジウムは、大阪芸術大学(大阪府南河内郡)が主催する「なんばパークスアートプログラム」第6弾の一環として行われるもの。なんばパークスを運営する南海都市創造(中央区難波5)と同大学が「ミナミの文化活性化」「学生によるアートコンテンツの発信」を目的に提携していることから、同大学の産学連携教育プログラムの一環として、芸術計画学科の谷悟准教授と学生らが中心となり企画・プロデュースしている。

 シンポジウムでは、同大学の環境デザイン学科の学生が製作した、なんば~阿倍野間を200分の1で再現した巨大模型をホール内に設置し、それを見ながら、アスファルトに覆われた都心を水と緑でよみがえらせ、いかにして「土と緑の回廊」を取り戻すかを、学者、行政、NPO、市民の立場で議論する。

 参加するのは、大阪芸術大学環境デザイン学科教授の福原成雄さん(=司会)、同科長の若生謙二さん(=コーディネーター)、大阪市ゆとりとみどり振興局緑化推進部長の立田章さん(=パネリスト)、NPO法人大阪国際文化協会理事長の高橋叡子さん(同)。なんばパークスでは11日までの週末、シンポジウムのほかにも同テーマに沿ったワークショップや探検ツアーなども予定する。

 谷准教授は「なんばパークスから阿倍野までは、天王寺公園を除くと約1キロと意外に近い。ミナミの中心地なんばから、阿倍野再開発で生まれ変わる天王寺公園周辺までの幹線道路に『土と緑の回廊』を作りたいと考えており、単に製図やパースで示すのではなく、アートという手法で発信したい」と話す。

 開催時間は16時~18時。入場無料。

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