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浪速区がボランティア拠点「ひとしごと館」 ちょっとした困りごとを解決

テープカット後の集合写真

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 大阪・浪速区の大国町駅近くに2月1日、ボランティア拠点「ひとしごと館」(大阪市浪速区敷津西1、TEL 06-6710-9130)がオープンする。

Co.to.hanaの西川亮代表と玉置賢司浪速区長

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 電球の取り換えや外出時の子守など、日常生活の中でのちょっとした困り事を助け合う拠点として、浪速区からの委託を受け、NPO法人Co.to.hana(住之江区)が企画、運営するもの。Co.to.hanaは「デザインで社会を変える」をコンセプトに、空き地を活用したコミュニティ農園「北加賀屋みんなのうえん」(同)や、高校生が主役のカフェ「かぎかっこPROJECT」(宮城県石巻市)を運営するなど、さまざまな取り組みを行っている。「ひとしごと館」のオープンに向け昨年4月から先進事例の調査、区民アンケートの実施、一般市民を巻き込んだ企画会議などを行っていた。

 オープンに先立ち1月30日に行われた事業説明会には、一般市民、関係者ら約50人が参加。冒頭、浪速区の玉置賢司区長が「お年寄りが増えるなかで現在の福祉レベルを保つためには、若い人が支え、お年寄りがサービスを受ける、という一方的な形態ではもうもたない。区という小さな単位だが何かできないかと考え、この取り組みをスタートした」とあいさつ。その後参加者らで意見交換をした後、施設のテープカットを行い、オープンを祝った。

 同施設では、「ちょっとした困りごとがある人」と、「得意なスキルがある人」とをマッチングする事業をメーンに行う。施設内にはさまざまな人の得意スキルや提供可能日時などを明記した「とくいカード」を掲示。困りごとを助けてもらいたい人(発注者)が1時間1,000円で仕事を依頼することができる。うち500円がスキルの提供者(受注者)に支払われる。発注者、受注者ともに会員制で、発注者は月会費=500円、受注者は入会金=3,000円、月会費=500円が必要(3月末まで共に無料)。

 営業時間は、毎週月曜・水曜・土曜の10時~17時。

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