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なんば高島屋で「池田理代子」50周年記念展 ベルばら原画や宝塚衣装も

宝塚歌劇の舞台で実際に使われた衣装

宝塚歌劇の舞台で実際に使われた衣装

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 高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階グランドホールで3月29日、「デビュー50周年記念展 池田理代子―『ベルばら』とともに―」が始まった。

ベルばらの原画を宝塚歌劇の同シーンと展示

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 池田さんは1967(昭和42)年、大学在学中に「バラ屋敷の少女」で雑誌デビューし、1972(昭和48)年から集英社「週刊マーガレット」で「ベルサイユのばら」の連載を開始。1980(昭和55)年には「オルフェウスの窓」で日本漫画家協会優秀賞を受賞した。1995年に47歳で東京音楽大学声楽家に入学し、卒業後はオペラ歌手として舞台に立つほか、オペラの演出なども手掛けている。

 池田さんの作品を6つのテーマごとに紹介する同展。フランス革命前から革命前期を舞台に男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描く漫画「ベルサイユのばら」をはじめ、歴史ロマンを題材にした「女帝エカテリーナ」「オルフェウスの窓」などの原画、宝塚歌劇「ベルばら」歴代公演の写真など200点以上を展示する。宝塚歌劇の舞台衣装や、キャラクターのパネルと一緒に写真を撮ることができる撮影スポットも用意する。

 初日には池田さんのサイン会が行われ、前日から徹夜で並ぶ人の姿もあった。メインターゲットは50代~60代の女性で、会期中2万5000人の動員を目指す。

 館内の物販コーナーでは、展覧会限定オフィシャルブックをはじめ、紅茶専門店TEAPONDとのコラボ商品で、バラのつぼみを使った紅茶「ダマスクローズ(1,944円)などオリジナルグッズも販売する。

 会期中、展示会場にフルレングスドレス(足首が隠れる丈のワンピース)を着用した来場者には限定グッズを進呈する。

 同展広報担当者の永井清女さんは「ベルばら以前の作品の本格展示は初めて。自立した女性の先駆けとして活躍し、50年もの間描き続けてきた池田さんの作品の重みや歴史を感じてもらいたい」と話す。

 開館時間は10時~19時30分(金曜、土曜は20時まで、最終日は16時30分まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。来月10日まで。

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