道頓堀で3月26日、巨大たこ看板のリニューアルとたこ焼きソング「たこやきハレルヤ」の発表会が行われた。
同看板は白ハト食品(守口市)が経営する「たこ家道頓堀くくる」(大阪市道頓堀1、TEL 06-6212-7381)が道頓堀川側に掲げる「大たこオス看板」。「とんぼりリバークルーズ」を手がける一本松海運(北区)は3月27日から、同クルーズ内でたこ看板をバズーカで打つアトラクションサービスを開始する。光が命中すれば、たこの目に内蔵された最新のLEDムービングライトが動き、口からミストをはくほか、新たに制作されたたこ焼きソング「たこやきハレルヤ」が流れるもの。
当日はクルーズ船に乗って、「たこやきハレルヤ」を歌う山田維久子さん、清原邦仁さん、柴山千奈さんが登場。「世界タコヤキ委員会」のメンバーがたこ看板をバズーカで撃つのに合わせ自慢の歌声を披露した。多くの通行人がとんぼりリバーウォークや戎橋上で足を止め、「たこやきハレルヤ」に耳を傾けた。
同イベントを手がけた道頓堀商店会会長の今井徹さんは「この大たこ看板は間違いなく道頓堀の新名所になると思っている」と話す。「大阪では“いちびり”という言い方をするが、これは“真剣にふざけている”ということ。この精神を大事にしていきたい」とも。白ハト食品の永尾俊一さんは「路地側にあった大たこメス看板は、現在上海万博への出展を予定している。今回リニューアルしたメスたこと合わせ、2体の大たこで上海万博と道頓堀を盛り上げていきたい」と意欲をみせる。今後は「観光客の誘致にさらに力を入れていく」とし、「くくるの看板だけでなく、いろいろな看板をバズーカで撃てるようにするなど、道頓堀全体をアミューズメントパーク化していきたい」という。
同曲を歌ったオペラ歌手の清原邦仁さんは「これほど人前で、たこ焼きという単語を連呼して歌ったのは初めて」と言い、報道陣の笑いを誘った。同曲総合プロデューサーの上谷信幸さんによると、同曲誕生のきっかけは昨年にドイツの総領事館で行われたパーティーでたこ焼きを振る舞った際、出席していたオペラ歌手が歌ったところからだという。同曲はネット配信を開始するほか、CD販売も予定している。