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心斎橋で傘のリメークアート展-「傘を大事にしよう」と呼びかけ

傘をリメークした巨大なドレス

傘をリメークした巨大なドレス

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 心斎橋のタピエスタイルギャラリー(大阪市中央区南船場4、TEL 06-4963-7450)で現在、傘のリメークアート展「CASA PROJECT×tapie style」が行われている。

バックの取っ手には傘の骨組みを叩いて曲げたものを使用

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 タピエスタイルギャラリーは、インテリアデザイナーの玉井恵理子さんが、雑貨店とともに開設したギャラリー。「パリの店舗は何屋と決まっていなくて、オーナーの顔がわかる個性的な店が多く、影響を受けた。アートと雑貨が入り混ざった店を開くことで、その間にあるものを提案したい」と同店をオープン。今年で12年目になる。芸大出身の玉井さんは「芸大出身者には卒業と同時に創作活動から身を引いていく人も多い。そういった人に、余暇で作ったものを発表できる場を与えてあげたかった」とも。

 同展は、傘のリメークアート展。「壊れた傘を用いて衣服やカバンなどに生まれ変わらせる」活動を東京で続ける井上萌子さんの手によるもの。大学の3回生の時に手がけた「傘を使った建築アート」をきっかけに、傘のリメークアート活動を開始。自ら傘を拾ったり、ごみ捨て場に足を運んだりしながら集めた傘を、布や手元、骨組みまで使い、ファッショナブルな製品に生まれ変わらせた。

 展示しているのは、全長約2メートルの「巨大ドレス」やカバン、小物など。実際にエコバックを作るワークショップも行っている。「傘の布は、切ってもほつれなくて加工しやすく、初心者でもリメークしやすい」という。「私がこの活動を続けているということは、傘がたくさん捨てられているということ。一人一人が傘を大事にし、自分でリメークするような意識をしてもらえるきっかけになれば」とも。

 8月22日まで。営業時間は12時30分~19時30分。

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