大阪・千日前の居酒屋「つどい処 なばちゃん」(大阪市中央区千日前1、TEL 090-7115-0241)の現役大学生店長・武秀和さんが卒業のため、2月28日で同店も「卒業」する。
同店は、和歌山県出身の店主、那波輝一さんが4年前にオープンし、7坪の店内にカウンターのみ8席を設ける。那波さんの地元、南紀勝浦から直送される「漁師が作る干物」が看板メニュー。2009年11月、同店常連客で、大阪工業大学で技術マネジメントを学ぶ武さんが、定休日だった月曜日に店を借りて「月曜日だけの店長」としての営業をスタートした。
「もともと料理はそれほど好きではなかった」という武さんだが、那波さんから料理の手ほどきを受け、同店の通常メニューのほかに、オリジナルメニューも提供するほどに。ツイッターやミクシィで事前に「今日は何が食べたい気分?」と質問して、返ってきたメニューを実際に当日のメニューに加えることも。1日あたり7~8組の客が来店するが、そのうち3~4組はツイッターやミクシィを見て来る新規客だったという。
営業前には近くの黒門市場に仕入れに行く。武さんは「最初の頃は仕入れすぎて材料が余ってしまい、自分で食べたこともあった」と笑うが、今では、女性客が多く来店しそうな日には、果物を仕入れるなどの工夫をする余裕も生まれていた。最終営業日の28日も、いつも通りの営業を行う。卒業後は、通信関連の仕事に就く予定。
営業時間は、平日=18時~翌4時、土曜=14時~翌4時、日曜=12時~翌3時。木曜定休。