スイスホテル南海大阪（大阪市中央区難波5、TEL 06-6648-0331）で毎週金曜日に、外国人旅行客に裏なんばや道具屋筋を徒歩で案内するツアー「難波イブニングウォーク」を開催している。

副総支配人の田中一徳さんが企画

　同ツアーは、ホテルに滞在する外国人観光客からの「夜の時間帯に楽しめる安全なスポットを知りたい」という声から始まったもので、副総支配人の田中一徳さんが企画。ガイドブックなどには掲載されていない、裏なんばにあるバラエティーに富んだ7つの店を、田中さんが自ら先頭に立って解説しながら巡る。田中さんは「このツアーの企画がきっかけで、ホテルと地域の距離がぐっと近くなった気がしてうれしく思う。いつか、ニューヨークやパリのように難波をブランド化したい」と意気込む。

　4月10日に開催されたツアーでは、さまざまな国籍を持つ13人の外国人が参加。参加者たちは、田中さん直筆の地図を片手に、食品サンプル店「デザインポケット」や、包丁専門店「一文字厨器」など7つの店を巡回。スナックなどのお菓子を扱う「酒井産業」では、その場でわさび味のスナックを試食したり、参加者側から「まけて、まけて」など関西弁で値段を値切る声が上がったりするなど、笑いが起こる場面も。

　ツアーに参加したシンガポール人のelaine wuさんは「食べることが好きなので、うどん屋やおすし屋を巡ることができてとても楽しかった」と話す。

　開催時間は17時～17時45分。参加無料。