大阪・アメリカ村の「心斎橋BIGSTEP」(大阪市中央区西心斎橋1)の大階段で8月15日、コラボレーションイベント「近藤等則(Electric trumpeter)×黒田征太郎LIVE」が開催される。
黒田征太郎さんは大阪出身のイラストレーター。ニューヨークに約18年間滞在した後、現在は福岡県北九州市を拠点に、ホスピタルアート、ライブペインティングなど幅広いアーティスト活動を行っている。今回のイベントでコラボレーションする近藤等則さんは日本を代表するフリージャズトランペット奏者で、海外では数々の大物アーティストとのセッションも行っている。
同施設内にある黒田征太郎さんのアトリエ兼ギャラリー「KAKIBA/描場」で現在開かれている、戦争をテーマにした企画展「野坂昭如 戦争童話集 忘れてはイケナイ物語り原画展」の関連イベントとして企画した。同展は全12話の原画や写真の展示に加え、「戦争を遠い記憶にしてしまわないように」との黒田さんの思いから「戦争童話集」に絵と音を重ね、映像化したアニメーションのダイジェストをギャラリー内で投影する。
終戦記念日に行う同イベントは、近藤さんの戦争をイメージしたトランペットの演奏から受けるインスピレーションによって黒田さんが縦横1.5メートルのキャンバス2枚に絵を描くもの。広報担当のクリオカイチロウさんは「黒田さんの『戦争』への思いをより多くの人にくみとってもらえたら」と話す。
開催時間は15時~。約1時間を予定。原画展の開催時間は11時~20時。今月31日まで。