高島屋大阪店に「東洋一の大食堂」限定復活-昭和レトロ風メニューも

高島屋大阪店7階に期間限定で復活する大食堂。

高島屋大阪店7階に期間限定で復活する大食堂。

  • 1

  •  

 高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階に6月18日、関西最大級のファミリーレストラン「ロイヤルキッチン」が期間限定オープンした。

[広告]

 同店では、1930年のオープンと同時に大食堂がスタートし、1938年には客席数1,000席と「東洋一の大食堂」として人気を呼んだ。その後、2004年に最後の姿として営業していた「ファミリーレストラン」が閉店し、74年の歴史に幕を閉じた。現在は、オープン以来最大規模のリニューアル工事が2010年秋完成を目指して進められており、工事が完了するまでの間、東洋一と呼ばれた大食堂をほうふつとさせるファミリーレストランを復活することになった。

 メニューは、和食や洋食、中華、デザート、ドリンクなど約140種類。かつて人気メニューだった「お子様ランチ」(840円)、「ハンバーグステーキ ライス付き」(1,344円)、「オムライス」(1,050円)など10種類を「昭和レトロ風メニュー」として提供する。メニューの企画に携わったバイヤーの長谷川收さんは「味は昭和30年代当時のものを再現し、シンプルなものになった」と話す。

 昭和レトロ風メニューを監修した元大食堂料理長の出口勝秋さんは「大食堂では、開店から閉店までお客様が途切れることなく、休憩を取ることすらできないぐらいにぎわっていた。大食堂がなくなってからは、家族と一緒に来ても近くは通りたくなかった。コック服を着て戻ることができた時は感無量だった」と喜びを語る。出口さんは、思い入れの強いレストランで昭和レトロ風メニュー6種類を監修した。「オムライスはチキンライスを卵でしっかりと巻きトマトソースでいただくなど、味以外のところでもこだわった」とも。

 店舗は、落ち着いた雰囲気で「どの世代の人でもゆっくりとくつろげるレストラン」(長谷川さん)。店舗面積600平方メートル、席数270席。営業時間は10時30分~20時。2009年8月末までの期間限定で営業する。

昭和レトロ風メニューとして提供する「オムライス」(関連画像)昭和レトロ風メニューの監修をした出口勝秋さん(関連画像)「南海ビル」外壁正面部のリニューアル完了-「伝統と先進」を表現(なんば経済新聞)南海電鉄、なんばターミナル再生計画発表-「ロケット」撤去へ現(なんば経済新聞)高島屋大阪店

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース