近畿日本鉄道は9月9日、近鉄難波駅構内ショッピングモール「Time's Place（タイムズプレイス）」の第2期4店舗をオープンした。

通路の両側に店舗が並び明るくなったモール

　同社は、来年3月20日に開業する阪神なんば線で、神戸－奈良間での相互直通運転の開始を予定しており、乗降客の増加が見込めるとして駅ナカ施設の整備を進めている。5月30日に第1期としてイタリアのコーヒーブランド「illy」が手がけるイタリアンバール「espressamente illy（エスプレッサメンテ イリー）」や「大阪の味」を提供し続ける「船場カリー」など6店舗がオープン、8月8日にはベーカリーショップ「Shunarea（シュナリ）」、弁当やおにぎりを販売する「箱夢（HAKOYUME）」など第2期7店舗のうちの3店舗がオープンした。

　同9日にオープンしたのはスイーツ4店舗で、駅ナカ初出店となるロールケーキ・チーズケーキ専門店「Petit Doll（プティドール）」、南仏プロヴァンスをイメージしたタルトなどの生菓子をそろえる「ア・ラ・カンパーニュ」、量り売りプチシュークリームなどプチ洋菓子をそろえる「アンファン」、ショーケースにカラフルなスティックケーキが並ぶ「36 STICKS（サーティシックス スティックス）」。

　4店舗は利用者の多い東改札口から近い位置にあり、スイーツ店を1カ所に集めることで「多くの商品の中から選んでいただける」（流通事業本部の阿部浩之さん）。若い女性や家族に手みやげを買って帰るビジネスマンなどの利用を狙う。

　第1期のオープン以来、「（モール全体が）明るくなって人通りが多くなった」と阿部さん。「乗降客の認知も進んでおり、立ち寄る予定に入れてもらえているのでは」とも。今後は東西改札外にも2店舗を設けることにしており、来年2月の全体オープンを目指している。

　スイーツ4店の営業時間は10時～22時。