2025年の大阪・関西万博に参加するタイパビリオンの公式キャラクターのお披露目式が11月29日、タイ発のホテル「センタラグランドホテル大阪」(大阪市浪速区難波中2)で開催された。
伝説の生き物「四耳五目」をモチーフにデザインされた「プーム・ジャイ」
展示館「VIMANA THAI(ヴィマンタイ)」を開設し、「免疫の地」をテーマにタイの伝統的な健康文化や医療技術、タイ独自のヘルスケア概念などを紹介するタイパビリオン。来場者は、タイの食品、飲料、衣料品、インテリアアイテムを通じ、タイの知恵と自然素材がどのように現代の生活で活用されているのかを学び、実際に体験や購入ができる。
今回お披露目されたタイパビリオンの公式キャラクターの名前は「プーム・ジャイ」。タイ王国北部の伝承に登場する4つの耳と5つの目を持つ伝説の生き物「四耳五目(メンシーフーハーター)」をモチーフにしてデザインしたという。5つの目は、同万博公式キャラクターの「ミャクミャク」と同じ数で、頭部は、健康への配慮を象徴するロゴ「チャレーウ」の特徴を取り入れた。色は、タイ文化で豊穣のシンボルである「象」の牙に由来する象牙色に仕上げた。
お披露目式では、プーム・ジャイが登場した後、ミャクミャクと初対面。手を合わせお辞儀をするタイの伝統的なあいさつで互いにコミュニケーションを取った。タイ王国保健省副事務次官のモンティエン・カナサワットさんは「『プーム・ジャイ』は、伝統的な『シャムのほほ笑み』を体現した笑顔で来館者の方々をつなぐ親善大使としての役割を果たす。タイパビリオンに訪れるきっかけとなり、私たち2国間の絆がより一層深まることを願っている」と話す。