日本酒イベント「第8回 日本酒祭」が9月4日、高島屋大阪店（大阪市中央区難波5）7階で始まった。

カウンターに立つ「日本酒うさぎ」店主の原口起久代さん

　2015（平成27）年に初開催し、今年で8回目のイベント。今年は約120蔵、800銘柄の日本酒を集めた。会場では船場に本店を構える「日本酒うさぎ」をはじめとするカウンターを設けた9つのバーが出店するほか、スタンディングテーブルを各所に配置し、唐揚げなど酒の肴（さかな）と一緒に楽しんでもらう設計にする。

　今年で2回目の出店となる「上代（かみだい）」（鳥取県）はどぶろくと甘酒を販売する酒造会社。社長の遠藤みさとさんは鳥取県出身で、大学卒業後にコンサルティング会社に就職するも、地域活性化に取り組もうと退職して故郷に戻り、「上代」を当時24歳で事業継承した。遠藤さんは「昨年のイベントの時に会った人が私を覚えてくれてうれしい」と話す。取材中も来店客が試飲などでブースに立ち寄ると熱心に自社製品の魅力を伝えていた。「たくさんの日本酒がある中で選んでもらえるようにファンになってもらいたい」とコミュニケーションに力を入れる。

　会期中はシャンプーハットてつじさんのトークショーや、6種類の日本酒をブレンドしてオリジナル日本酒を作るワークショップ（5,500円）も行う。

　営業時間は10時～20時（最終日は17時まで）。今月8日まで。