
戎橋筋商店街に9月29日から、高校生がデザインしたバナーが掲出されている。
戎橋筋商店街振興組合が、「学生に発表の場を」と2022年に始めた企画。府内の高校生から作品を募集し、入賞者の作品を拡大したバナーを掲出する。今年は大阪・関西万博の開催にちなんで「未来に向けてあなたが輝かせたいコト、創造したい未来」をテーマに作品を募集。4校から38作品が寄せられ、8作品が入賞した。
掲出された作品は、命の大切さや環境保護を訴えるもの、高校生らしく「学ぶ権利」について描かれたものなど。岸彩香さんの作品は髪の色や肌の色が違う5人が笑い、「脈々と笑顔つなぐ大阪」とメッセージが入る。「脈々」という文字の周辺は、大阪・関西万博のイメージキャラクター「ミャクミャク」を思わせる赤色、青色で彩られている。
同組合事務局の塚田美紗さんは「高校生ならではの感性と、未来への前向きな思いが込められた力作がそろった。『未来を輝かせたい』という願いが、さまざまな視点から自由に表現されている。商店街を訪れ、高校生たちの等身大のメッセージに触れてみて」と話す。
掲出は10月13日まで。