9月29日に始まった「OSAKA STYLING EXPO(大阪スタイリングエキスポ)2010」の関連イベントが心斎橋で開催される。主催は、大阪商工会議所と大阪市などで構成する大阪スタイリングエキスポ実行委員会。
「こけら落とし」のオープニングセレモニーには500人以上が参加した
2005年から2008年まで開催した「大阪ライフスタイルコレクション」の後継事業として、「『大阪らしい』ファッション(衣)・リビング(住)・フード(食)の『スタイル』を国内外に発信すること」を目的に始まった大阪スタイリングエキスポ。「若いデザイナーやクリエーターの育成」が柱だった以前の形態から、小売業や業界関係者を呼び込んで「モノが売れる仕掛け」を作り、一般客が参加できる市内各地のイベントで「街のにぎわい」を生み出す大型イベントを目指す。
初年度の今年は「リビング部門」(9月29日~10月2日)と「ファッション部門」(10月3日~12日)のみで、「大阪らしいスタイル」を選定・編集する「スタイリング・エディター(編集者)」にはプロダクトデザイナーのムラタ・チアキさん(リビング部門)とモードファッション誌「Numero TOKYO」編集長の田中杏子さん(ファッション部門)を迎え、ファッションショーや服飾専門学校に通う学生が対象のコンテスト、受賞作品の展示・販売などを大阪市内各地で開催する。
現在開催中のファッション部門では、田中さんが考える「大阪らしい」女性のファッション「自由な発想でのスタイリング、女っぷりがいいこと=OSAKA POP(大阪ポップ)」をテーマに、22の「ノミネートルック」を田中さん自ら選定・編集。その中から、一般投票でグランプリを選ぶ「大阪スタイリング2010」が、キタ・ミナミ・アベノの各「アンテナ会場」で行われている。ミナミ会場の大丸・心斎橋(大阪市中央区心斎橋筋1)では10月9日、「うふふガールズ」が提案した「ノミネートルック」5体に加え、秋冬のおすすめコーディネート約15体を紹介するフロアファッションショーを行う。開催は14時~、16時~の2回。会場は北館「うふふガールズ」のフロア。入場無料。
14日間に及ぶイベントは、心斎橋のクラブ「Live&Bar11(オンジェム)」(西心斎橋1)で10月12日、特別ゲストにm-floのVERBALさんを迎えて行う「アフターパーティー」で幕を閉じる。20時~24時。入場料2,000円(1ドリンク付き)。
「イベントを通してこれまでぼんやりとしていた『大阪らしいスタイル』の輪郭を明らかにしていければ」と担当者。来年以降も、「進化しながら」イベントを継続していく。