不二家の新業態「マムズカフェ」-「心斎橋ショートケーキ」も

不二家の新業態「マムズカフェフジヤ心斎橋店」店内の様子。ベーカリー約80種類、洋菓子約50種類などが並ぶ

不二家の新業態「マムズカフェフジヤ心斎橋店」店内の様子。ベーカリー約80種類、洋菓子約50種類などが並ぶ

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 不二家(東京都中央区)は12月12日、新業態「Mom's cafe Fujiya(マムズカフェフジヤ)」の関西1号店となる「心斎橋店」(大阪市中央区心斎橋筋2、TEL 06-6211-2920)をオープンした。

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 同店は、心斎橋筋商店街にある従来の店舗を一新し、新コンセプトのもとリニューアルオープンしたもの。同社は先月、千葉に1号店「船橋店」をオープンしており、同店は2号店となる。

 オープン当日、同社の櫻井康文社長らによるテープカットの後、会見が行われた。会見で櫻井社長は「繁華街の店舗の成功は、不二家にとって『再生』のシンボル。76年の歴史を持ち、関西の旗艦店としても重要な『心斎橋店』を元気にし、信頼回復に努めたい」と意気込みを語った。

 店舗面積は約320平方メートル。ケーキなどの洋菓子とベーカリー、サンドイッチなどを展開する売り場とイートインカフェを併設。カフェには73席を設ける。店名を「Mother」の親しみを込めた言い方である「Mom」とし、「お母さんが家族に向けるような温かい気持ちを商品やサービスに込める」(同社)という。女性や子ども連れの「お母さん」が中心客層であることから、「女性や子どもに喜ばれる店舗」を目指し、「全時間帯カフェ」をコンセプトに、朝、昼、夜すべての時間帯のニーズに対応する。

 商品は、洋菓子とギフト菓子=約50アイテム、ベーカリーとサンドイッチ=約80アイテム、ドリンク=約20アイテムなど。「品ぞろえの多さで競合店舗との差別化を図る」(櫻井社長)。半数以上が手作りとなる洋菓子、山崎製パンとのコラボレーションにより実現した焼きたてのベーカリーなど、従来より手作りの商品を増やした。また「名物商品」として「心斎橋ショートケーキ」(S=400円、L=1,600円)を販売するなど、店舗による特徴付けを図る。

 櫻井社長は「各店舗やエリア、また季節や催事により異なるニーズに、きちんと対応していくことが大切。洋菓子は、8割は回復しているが、常に新しいことにチャレンジし、従来欠けていた『変化』の見られる店舗作りが必要」と分析する。

 同店の年間売り上げは、初年度2億8,000万円を見込む。

 営業時間は8時~22時。

不二家

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