大阪・西長堀駅近くの「大阪市立こども文化センター」（大阪市西区北堀江4）で4月9日、関西を中心としたジャズ情報を発信するフリーペーパー「WAY OUT WEST」の創刊5周年を記念したジャズライブが開かれる。

　ジャズ関連のグラフィックデザインやイベント企画、音楽レーベルなどを手がけるJAZGRA（西区）が2009年4月に創刊した月刊フリーペーパー。関西一円のライブハウスやCD店、カフェなどで約1万部を配布している。代表の藤岡宇央さんは国内外のジャズアーティストのレコード・CDのジャケットデザインやイベントのアートワークを手掛けるアートディレクター。20代後半にジャズの世界に魅せられ、2004年10月、ホームページ「ジャズやねん関西」を立ち上げ、ジャズ情報の発信を始めた。

　ジャズライブは、「本場ニューヨークの一流ジャズミュージシャンを、安値でもっとカジュアルに聴いてもらおう」と、藤岡さん自らが企画した。「自分の住む町で、ライブハウスでなく、身近なホールで行いたかった。地元の人に知って、観て、聴いてほしい。ピアノがいないコード（和音）レストリオといわれる編成で、制約がない分、自由でスリリングな『ジャズの醍醐味』が楽しめる」と話す。

　出演するのは、マーカス・ストリックランドさん（テナーサックス）、リンダ・オーさん（ベース）、E.J.ストリックランドさん（ドラムス）。マーカスさんとE.J.さんは双子の兄弟で、1979年マイアミ生まれ、オーさんはマレーシア出身で、共に現在はニューヨークで活躍する。

　開催時間は19時30分～20時30分。料金は2,000円で、メール（takao@jazgra.com）での事前予約が必要。