レコールバンタン大阪校(大阪市中央区西区心斎橋2)で8月26日、「クラブデシュクレ・ジャポン」のパティシエが新しい技術を取り入れたスイーツを持ち寄り、意見を交換し合う「スイーツテイスティング会」を開いた。
クラブデシュクレ・ジャポンは、2013年6月にパティシエなどを養成するレコールバンタン(東京都渋谷区)が事務局となって立ち上げたパティシエの集まり。レシピ通りではなく新しいスイーツの可能性を訴求していくことと、パティシエ業界の活性化を目的にしているという。
同会はその活動の一環で、5回目となる今回は大阪では初めての開催となる。毎回テーマを決めて各パティシエがそれぞれのスイーツを創作。今回のテーマは「コーヒー」で、7人のシェフが参加した。
パティシエたちは、オレンジ風味のコーヒージュレに三日月の形をしたホワイトチョコを飾り付けたムースや、イチジクにコーヒー豆を砕いたものなどと一緒にコンポートしコーヒー風味に香り付けをしたムースなど同じムースでも各パティシエの色が出るスイーツを披露した。そのほか、コーヒー豆にかたどったチョコや、コーヒー味のクッキーなどさまざまなアレンジをしたスイーツを持ち寄った。クラブハリエのパティシエである小野林範さんは「一つのテーマでこんなに違うスイーツのレシピができるのは面白い。パティシエたちが集まり意見を交換する機会はあまりないので勉強になった」と話す。
チーフ校舎責任者の牛垣るりこさんは「今後、この会で各シェフが持参したスイーツのレシピを基にレシピ本を出版したいと考えている」と意気込む。