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大丸心斎橋店で本館回顧展 江戸時代の本館前を再現した模型も

江戸時代の本館前を再現した模型

江戸時代の本館前を再現した模型

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  大丸心斎橋店(大阪府大阪市中央区心斎橋1)本館7階で12月2日、「大丸心斎橋店 回顧展」の開催が始まった。

本館建設時に作られた石こう模型を眺める客

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 老朽化による建て替え工事のため、12月30日に営業を終了する本館。1923(大正12)年に米国出身の建築家・ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって建築された同館は「大正モダン建築」で、長年客に親しまれてきた。建て替えまで約1カ月となった同館では、館内で撮影会を開催したり、移設により空いたフロアで売り尽くしセールを行ったりするなど、さまざまなイベントを展開している。

 会場は、ヴォリーズ建築事務所の協力の下に作られた、江戸時代の大丸本店前の年始のにぎわいを表現した模型や、本館建築当時の設計図面、石こう模型を展示。昭和初期の宣伝ポスター約70枚も展示し、内装デザイン図は実際の風景と見比べる形で展示する。

 広報の阿佐美香子さんは「建て替え工事まであと約1カ月。設計図と実際の建物とを見比べることができる最後のチャンスなので、ぜひ多くの皆さんにご覧いただければ」と話す。

 開催時間は10時~20時(12月18日以降は20時30分まで)。入場無料。12月30日まで。

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