大阪・南船場に9月23日、コーヒースタンド「Tasogare coffee STAND(タソガレ コーヒー スタンド)」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6224-0930)がオープンした。運営は、CICT(大阪市浪速区)。
コーヒーは常時7種類を用意、コーヒーカップのデザインコンペも
コーヒー豆を中国に輸出したり、インターネットでドリップコーヒーを販売したりするなど、コーヒーを軸にさまざまな事業を展開している同社。社員数は3人で、なんばパークスで一緒にダンスチームを組んでいたことなどの縁から現在に至る。「コーヒー片手に自分の時間を持つ大切さを提供したい」という思いから満を持して実店舗をオープンした。
約10坪の店内は、社員自らが木材をペイントしたり、天井を高くしたりするなどDIYを取り入れた温かみのある空間を演出する。イートインスペースやベンチ席も設けており、コンセントやWi-Fiも備える。
コーヒーは常時7種類を用意し、300円から販売する。同社の事業の関係から、品質の高いコーヒー豆を安く提供できるのが特長といい、ハンドドリップで入れるなどのこだわりも見せる。
同社の辻井大地さんは「コーヒーが苦手だったアルバイトの子が『ここのコーヒーなら飲める』と言うほど、飲みやすいコーヒーに仕上げている。提供するコーヒーカップは、定期的にデザインコンペを開催し、アーティストやデザイナーとコラボしていく予定」と話す。フードメニューは、近隣の店で販売しているバームクーヘンや塩クロワッサンなどを提供する。
辻井さんは「コーヒーが飲めない人にも、コーヒーのおいしさが分かるきっかけを提供していきたい。服や雑貨と同じように、コーヒーがライフスタイルの一部になっていると感じているので、コーヒーカップのデザインコンペなど、さまざまな切り口からコーヒーの魅力を発信していけたら」と話す。