大阪・道頓堀の「松竹芸能道頓堀角座広場」(大阪市中央区道頓堀1)に6月30日、堺市の魅力を発信する「堺体験所」がオープンする。南海電鉄が、松竹芸能、堺の名物を広める会、堺観光コンベンション協会の協力を得て開設、堺の名物を広める会が運営を受託する。
観光客が数多く詰めかける道頓堀で堺市の魅力を発信し、南海電鉄沿線への旅客誘致を図るのが狙い。ファサードを和風に装飾するほか、店頭に床机(しょうぎ)と野だて傘(のだてがさ)を置き茶室のような雰囲気を演出する。施設面積は10平方メートル。
施設内では、堺を代表する和菓子「くるみ餅」を使った和スイーツ「氷くるみ餅」「氷みかんくるみ餅」(各600円)と「グリーンティー」(400円)を販売するほか、古墳や堺にちなんだ雑貨を販売するコーナーも設ける。併せて、堺市中心市街地や古墳関連のパンフレットなども配布。
南海電鉄営業推進室営業部の嵯峨啓二さんは「道頓堀に来る観光客の7割は外国人。世界遺産に登録された高野山ではフランスやドイツなどの欧米からの観光客が多い。堺の百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録の機運が高まっている中、さまざまなコンテンツが点在する堺を知ってもらえれば」と期待を寄せる。
営業時間は11時~23時。