高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)が新型コロナウイルスの影響を受け、2月28日から営業時間を短縮している。
2月25日に厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を踏まえて実施。2月28日から3月17日まで大阪店、京都店、横浜店など9店舗で営業時間を短縮する。
大阪店は営業開始時間を11時に繰り下げ、時差通勤を活用することでスタッフの感染拡大を防ぐ。交代制だったシフトを単一にし、店舗に常駐するスタッフの数も減らす。本社ビル(東京都中央区)では勤務する従業員約1000人を原則在宅勤務に切り替えるという。
大阪店広報の坪田彩さんによると「今年は春節が1月(昨年は2月)だったこともあり、昨年比マイナスは織り込み済みだが、それを差し引いてもインバウンドによる消費が少なくなっている」と話す。3月18日から開催予定だった「いけばな小原流展」も中止となった。
新型コロナウイルスの影響で、普段は活気のある道頓堀も人はまばらに。近隣の商店街には「頑張ろう武漢」「中国加油!(中国頑張れ)」など中国を応援するポスターが掲示されている。