大阪市営地下鉄「心斎橋駅」構内で7月12日・13日、大道芸人がパフォーマンスを披露する「OSAKAエンタフェス」が開催された。
同イベントは、大阪経済大学の学生から地下鉄利用促進に対する提案を受け、大阪市交通局が検討を進めていたもので、今回試行としての開催が実現。地下鉄の駅空間を利用した同様のイベントは初めてだという。大阪市では一定レベル以上の技能を持つ大道芸人にライセンスを授与し、大阪の観光スポットや集客イベントなどで実演できる機会を提供する「大阪パフォーマーライセンス制度」を設けており、これに登録しているパフォーマー2人が出演した。
ショーが行われたのは、長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」の構内。12日には大道芸人ひろとさん、13日にはリスボン上田さんがそれぞれパフォーマンスを披露した。リスボン上田さんはボールによるお手玉や箱を使った芸などで集まった観客をわかせた。通りがかった人々は「駅ナカ」で大道芸が行われていることに驚いた様子だったが、休日だったこともあり多くの家族連れなどが立ち止ってショーを楽しんでいた。芸に見入る子どもや、写真撮影をする姿も見られた。
大阪市は「公共の場所でのパフォーマンスは、通行者への影響など難しい面もあるが、これにより街のにぎわいも出てくるのでは。今回の結果を検証して、今後の仕組みづくりができれば」としている。
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