![「頓堀宿泊室 TOMBORI GUEST HOUSE」の毛利オーナー](https://images.keizai.biz/namba_keizai/headline/1598839393_photo.jpg)
お笑い芸人で絵本作家の西野亮廣(あきひろ)さんが描く絵本「えんとつ町のプペル」の世界を再現した宿泊施設「頓堀宿泊室 TOMBORI GUEST HOUSE」(大阪市中央区日本橋1)が9月1日、日本橋にオープンする。
不動産の売買・リノベーションなどを手掛けるリンクス(中央区)が運営する。毛利英昭社長が同作品の大ファンで、企画を打診したことで実現。西野さんの個展やイベントを多く手掛ける、空間デザイナーの只石快歩さんが内装を担当した。6階建てマンションの1室を使い、セミダブルベッド2台のツインルームで構成する。面積は40平方メートル。料金は平日2万円から。
「えんとつ町のプペル」はゴミから生まれた「プペル」が、工場から出る煙で覆われた空の先にある星を見に行くというストーリー。「表に看板を出していない宿泊所」をイメージし、作品の世界観に合わせてアンティーク調に見せる「エイジング加工」を内装全体に施した。エアコンや換気扇は違和感をなくすために木材などでカバーをし、「ファンを裏切らない」内装に仕上げたという。ベッド横には今年12月に公開される映画のワンシーンを切り取った絵画も。
毛利社長は「原作や映画のシナリオを読んでから泊まるとより楽しめる。カップルや家族の思い出作りとして来てもらえたら」と呼び掛ける。