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道頓堀に「えんとつ町のプペル」アート 休業・閉店した店のシャッター利用

閉店した「づぼらや」のシャッターに描かれたアート

閉店した「づぼらや」のシャッターに描かれたアート

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 映画「えんとつ町のプペル」の上映に合わせて、道頓堀エリアの店のシャッターにアートを描くイベントが12月22日、始まった。

「この危機を乗り越えたい」と期待を込める加西社長

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 新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けたミナミエリアの活性化を目的に、道頓堀商店会と道頓堀商店連盟が企画した。当初は抽選会などを含めたキャンペーンを実施する予定だったが、大阪府の外出自粛要請を受けて延期に。閉店、休業した店のシャッターにアートを描くイベントのみ先行開催することを決めた。「えんとつ町のプペル」はごみから生まれた「プペル」が、工場から出る煙で覆われた空の先にある星を見に行くというストーリー。お笑い芸人の西野亮廣さんが製作総指揮を務めるということで話題を集め、今月25日から上映が始まった。

 映画の名シーンや登場人物など全19枚のアートを描くほか、相生橋付近にはフォトスポットを用意する。今後はサイネージやフラッグ広告なども掲出し、外出自粛要請解除後は同映画のポップアップショップも展開するという。映画を見終えた人が道頓堀を回遊し、飲食や物販の消費を促すのが狙い。

 道頓堀で営業を続けるたこ焼き店「くれおーる」(大阪市中央区千日前1)の加西幸裕社長は「新型コロナウイルスの感染拡大以降、道頓堀に人が一人もいない時期もあり本当に怖くなった。そんな中で知ったのが西野さんの『えんとつ町のプペル』だった。煙で空が見えないえんとつ町が、コロナ禍でインバウンドが激減し、復活の見通しが立たない道頓堀と重なって見えた。『必ず星はある』と信じてこの危機を乗り越えたい」と意気込む。

 2021年1月31日まで。

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