ミナミの夏の風物詩「道頓堀川万灯祭2021」の献灯の募集が始まっている。
1999(平成11)年に大阪青年会議所の事業として始まり、2003(平成15)年からは地元商店街などで構成する「いっとこミナミ実行委員会」(本部=道頓堀商店会)が主催するライトアップイベント。当初600灯余りからスタートしたが、とんぼりリバーウォークの延伸などに伴い規模を拡大。2013(平成25)年からは日本橋(堺筋)~深里橋(四ツ橋筋)の約800メートル区間に、約1300灯のちょうちんを飾り付ける。今年は7月1日~8月31日を予定している。
実行委員会委員長で、串カツ「だるま」の上山勝也社長は「昨年は道頓堀川周辺で予定されていたイベントのほとんどが中止になった。今年こそ、大阪の芸能文化の再発見、ミナミの活性化に通じるような事業を展開できれば」とコロナ収束を願う。
昨年初めてインターネットで献灯の募集を受け付けたところ、東京や千葉など首都圏からも申し込みがあったという。今年はクラウドファンディングにも挑戦し、より多くの献灯を募る。ちょうちんには名前以外にメッセージが記入でき、昨年は「ふぁいと!OSAKA」「輝く!大阪へ」など大阪を応援するメッセージが書かれたちょうちんも見られた。
申し込みは6月10日まで。