「安野光雅 追悼『洛中洛外と京都御苑の花』展」が8月25日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階グランドホールで始まった。産業経済新聞社(浪速区)が主催する。
安野光雅さんは1926(大正15)年、島根県に生まれ、1949(昭和24)年に美術教員として上京。1968(昭和43)年に絵本作家としてデビューし、ユーモアあふれる絵本や温かな色彩の水彩画などで人気を集めた。2020年死去、享年94。
会場では2011(平成23)年から2019年まで産経新聞で連載された「洛中洛外」シリーズや、京都御苑に咲く花を題材に描いた「京都御苑の花」シリーズを中心に展示するほか、この世を去るまでに描き続けた未公開原画含む約120点を展示する。物販コーナーではカレンダーや、絵本などを販売する。
産業経済新聞社の山口邦泰さんは「安野先生は本当に人間的にも温かみのある人。作品を通してそれが感じ取れるはず」と話す。
開館時間は10時~19時(最終日は17時閉場)。料金は、大人=1,000円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。9月6日まで。