商売繁盛の神様「えべっさん」として親しまれている今宮戎(えびす)神社(大阪市浪速区)の「十日戎」(1月9日~11日)に合わせ、道頓堀でも伝統芸能などを披露する「戎舞台」が3年ぶりに行われた。
伝統行事である「宝恵(ほえ)かご行列」は今年も中止となったが、「戎舞台」は3年ぶりに復活。「かに道楽 道頓堀本店」横にセットを組み、日本舞踊「上方舞 山村流」やお笑いステージ、アイドルによるライブパフォーマンスなどを披露した。通行人も足を止めて見入るなどにぎわった3日間となった。期間中は福娘が商売繁盛を願い、近隣商店街を周って福笹(ふくざさ)を届けた。
道頓堀商店会事務局長の谷内光拾さんは「ミナミ全体が一体感を持って盛り上がっていた。訪日客も回復しつつあり、以前のような活気が戻っている。ミナミ全体が一つのテーマパークであり、エンターテインメントの街であることを発信していきたい」と話す。