野菜炒め専門店「肉野菜炒め ベジ郎 なんば店」(大阪市中央区難波千日前)が8月4日、南海なんば駅近くにオープンした。運営は野菜の卸売業を営むフードサプライ(東京都大田区)。
卸売業で蓄えたノウハウを生かし、多くの野菜を安価で仕入れ、提供する「肉野菜炒め ベジ郎」。社長の竹川敦史さんによると、1日で200キロの野菜を消費しているという。2021年12月の東京・渋谷を皮切りに、東京・池袋、千葉、鹿児島などに直営・FC(フランチャイズ)含めて7店舗を展開。8店舗目のなんば店で近畿初出店となる。
なんば店の運営は青果生産業者の「指宿やさいの王国」(鹿児島県指宿市)。青果生産業者のFCオーナーは初で、フードサプライが同社からキャベツなどを仕入れていたことから契約にこぎ着けた。店舗面積は約15坪。席数はカウンター=15席。
看板メニューの「肉野菜炒め」(780円)は、しょうゆ、ポン酢、みそ、同店限定の塩とんこつの4種類の味付けを用意し、キャベツやもやし、ニンジン、タマネギなどの野菜と鶏のから揚げを一緒に炒め、背脂をのせて仕上げる。野菜の量は400グラム。背脂の量も変更可能。ご飯とスープが付いた定食(100円増し)も提供。唐辛子とニンニクをまぜた「ベジの素(もと)」やお酢、カレー粉の3種類の卓上調味料での「味変」を提案する。
竹川さんは「厚生労働省が提唱する、成人の野菜摂取量目標値350グラムを、野菜炒め1皿で摂取できる。おいしくて健康に良い野菜炒めを味わってほしい」と話す。
営業時間は11時~22時。