「アルベルゴ カフェ・ミケランジェロ」が12月19日、センタラグランドホテル大阪（大阪市浪速区難波中2）1階にオープンした。

ピンサやパン、パスタなどが並ぶ

　レストラン・ホテル事業などを手がける「ひらまつ」（東京都渋谷区）が1997（平成9）年、東京・代官山にオープンした「カフェ・ミケランジェロ」。「ヨーロッパのカフェ」空間をイメージし、イタリア料理やコーヒー、紅茶、ワインなどを提供する。マーケティング部の鳴海結香さんは「地元客のほか、カフェの雰囲気を楽しみに来る若い層も多い」と話す。

　大阪では、不動産業を手がける「HESTA大倉」（東京都千代田区）が「ひらまつ」とライセンス契約を結び運営する。ホテルに入居することからイタリア語でホテルを意味する「アルベルゴ」を店名に冠した。店舗面積は90坪。席数は100席。

　小麦粉に米粉や大豆粉を混ぜて作るピザ「ピンサ・ロマーナ」（ハーフ＝950円～、レギュラー＝1,900円～）を主力に、サラダやパスタ、肉料理、魚料理などフードは約50種類を用意。ピンサは米粉を使うため煎餅のような香ばしさがあるという。同店では本店より多い5種類のピンサをそろえる。その理由について、同店料理長の南川雅紀さんは「ホテル1階という立地を考えると、宿泊客にもさまざまなタイプの人がいる。選択肢は多いほうがいい」と話す。ドリンクも幅広く用意し、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、ビール、カクテル、ウィスキー、ワインなど130種類をそろえる。

　同店の上にはセンタラグランドホテル大阪が、南側にはホテル京阪なんばグランデが、それぞれ立地することから、宿泊客向けの朝食メニューも企画中で、来年春を目標に提供を開始するという。

　営業時間は11時～21時。