「忍者体験カフェ大阪道頓堀」（大阪市中央区難波1、TEL 070-9261-3333）がオープンして、3月8日で半年がたった。

吹き矢の体験ができる

　2019年7月、誰でも気軽に忍者になり切れる施設を作ろうと東京・浅草に1号店をオープン。現在は東京・原宿、京都・祇園にも店舗を展開し、同店は4店舗目。からくりを設けた店内で忍者体験ができるほか、フードやデザート、ドリンクも提供する。オープン後は、国内の家族連れや外国人観光客などが主に来店し、国内と海外の割合は半分ずつという。

　約80平方メートルの店内には、テーブル席20席と忍者体験スペースを設置。店内には、回転扉をはじめ、隠し通路、のぞき穴、綱登り用のロープなどのからくりを設ける。忍者修行では、刃が六方に付いた鉄製の手裏剣と吹き矢を、丸太でできた的を目がけて投げることができるほか、武士が持つ刀に比べて長さが短く小回りが利くようにできているという忍者刀を使って斬り方を学ぶことができる。

　忍者修行とドリンクのセット「小太郎」（3,500円）や忍者修行、ドリンク、レンタル忍者服、食事のセット「佐助」（6,200円）など4種類のセットメニューを用意する。手裏剣、吹き矢（以上1,100円）、レンタル忍者服（3,300円）は個別でも注文できる。忍者服を着て店の外に出る「忍者服お散歩」（1時間1,100円）も用意する。

　フードは、手裏剣の形を模した米の周りにルーを盛ったキーマカレー「特製忍者カレー」をはじめ、「忍者パスタ」「忍者うどん」（以上1,650円）を用意。スイーツは、本物の炎が上がるパフォーマンスとともに提供するフォンダンショコラ（同）をそろえる。ドリンクは、竹炭で色を付けた「ニンジャーエール」のほか、オレンジジュース、アップルジュースなどのソフトドリンク（660円）やアルコールも提供する。

　忍者体験カフェの井上晟弥（せいや）さんは「今後の目標は『大阪に来たらまず忍者体験カフェ大阪道頓堀だ』というように、一つの定番観光地になるような店舗にすること。そのために、お客さまにフレンドリーで親切だと思ってもらえるような対応をしていきたい」と話す。

　営業時間は10時～21時。予約のない日や時間は休業の場合あり。