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心斎橋パルコで「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」 地元ネタも

記憶の中の「いい人」に出会う「いい人すぎるよ美術館」

記憶の中の「いい人」に出会う「いい人すぎるよ美術館」

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 展覧会「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」が6月22日、心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)14階「PARCO GALLERY」で始まった。

約1メートルのオブジェと共に記憶の中の「いい人」を展示

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 クリエーティブディレクター・明円卓(みょうえんすぐる)さんを中心としたチーム「entaku」とパルコが共同企画。昨年11月、東京の池袋パルコ会場を皮切りに全国のパルコを巡回。今回で8カ所目となり、最終会場となる。

 会場では、記憶の中の「いい人」に出会う美術館として約100個のネタを展示する「いい人すぎるよ美術館」と、報われないことやどうしようもないことなど日常の「切ない」瞬間を集めた博物館として約100個のネタを展示する「切ないすぎるよ博物館」を展開。

 「いい人すぎるよ美術館」では、「散歩で疲れた犬を抱いて歩く人」や「料理が運ばれてきた時に『おいしそ~』って小声で反応してくれる人」「電話なのにお辞儀している人」などをテキストと共に、写真やイラスト、実物と組み合わせたりオブジェにしたりして展示する。「『知らんけど』と言いつつ有益な情報を提供してくれる人」「買っても負けても阪神タイガースを応援し続ける人」など地元ネタも用意する。

 「切ないすぎるよ博物館」では、「自分が注文した料理が、たくさん余った時」や「愛犬を見せて『ブサカワだね~!』と言われた時」「何度も会ってる人に名刺交換を依頼された時」など「切ない」瞬間を紹介。「いい人すぎるよ美術館」同様、「心斎橋の広い道路を渡りきれず、途中の島みたいな所で待っている時」や「『関西出身なら面白いことやってよ』と言われる時」など地元ネタも用意する。

 館内9店舗の飲食店とコラボレーションした企画も全会場で唯一展開。対象商品を注文した人にオリジナルコースターを進呈する。9種類を用意し、「帰り際に『おいしかったです~』とさらっと言ってくれる人」「洋服に小籠包(ショーロンポー)の汁がかかっちゃった時」など飲食店にちなんだネタをイラストと共にデザインした。

 「entaku」の真子千絵美さんは「この展覧会が新たな気付きのきっかけとなり、日常が少しでも楽しくなったらうれしい。友達や恋人と話しながら、1人で『あの人っぽいな』と思い浮かべながら、など思い思いに楽しんでもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時閉場)。入場料は1,500円(小学生以下は保護者同伴で無料)。7月7日まで。

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