南海電鉄が12月21日、南海線の列車運行ダイヤを改正する。
同社によると2024年度上半期(4月~9月)の空港線では、輸送人員が過去最高を記録。特急ラピートは約197万人。乗車率65%だった。ダイヤ改正は、訪日客を中心とした空港線の鉄道需要増加を受けるとともに2025年4月の大阪・関西万博開幕を控え、今後も輸送人員が伸びることを見込んで実施する。
特急ラピートは「β」(停車駅8駅)の一部を「α」(同6駅)に変更。所要時間は途中の堺駅・岸和田駅に停車しないαの方が2分短いため速達性が向上する。難波駅・新今宮駅・天下茶屋駅から関西空港駅へ向かう人は指定席を確保しやすくなる。
空港急行の運行本数も、平日ダイヤで3本、土休日ダイヤで1本、それぞれ増便する。長い8両編成を増やし輸送力を強化する。8両編成での運行は、平日ダイヤで18本、土休日ダイヤで16本、それぞれ増える。