
道頓堀の劇場「大阪松竹座」(大阪市中央区道頓堀1)が閉館する。8月28日、松竹(東京都中央区)が発表した。
大阪松竹座は松竹が保有・運営するビルで、1923(大正12)年に活動写真館(映画館)として開業。1997(平成9)年には演劇の劇場としてリニューアルし、興行を続けてきた。建物や設備の老朽化に伴い、来年5月の公演をもって閉館する。地下には飲食店などテナントが入るが、併せて閉館する。
閉館後の建物の計画は現在検討中で、方針が決まり次第発表するという。同社は「劇場としての大阪松竹座は興行をいったん終了することになるが、大阪における歌舞伎をはじめとする多彩なラインナップは場所を変えてさまざまな劇場やホールでの興行を継続していく」としている。