西東京地区を中心に「伝説のすた丼屋」「名物 すた丼の店」を23店展開するアントワークス(東京都府中市)は11月14日、関西初出店となる「伝説のすた丼屋 道頓堀店」を道頓堀の松竹座前にオープンする。
「すた丼」はスタミナ丼の略で、合わせしょうゆにニンニクを溶かし熟成させた「秘伝のたれ」を、薄くスライスした北イタリア産のカステーリ ポークに絡め、中華鍋で焼き上げた丼。濃いめに味付けた豚肉に生卵を絡ませることで味がマイルドになる。38年前に先代社長が開発し多摩地区の若者に人気となり、今年9月にはセブン-イレブン・ジャパンより「伝説のすた丼(温玉)」(495円)として東京地区のコンビニでも販売されている。
松竹座前にオープンする「道頓堀店」は、55平方メートルの店内にカウンター席=17席、テーブル席=12席の計29席を設ける。看板メニューの「すた丼」(580円)のほか、千切りキャベツとすた丼をミックスした定食風の「すたみなライス」(580円)、豚肉とキャベツ、もやしなどを炒めた「肉野菜ライス」(690円)、すた丼とカレーが合体した「すたみなカレー」(630円)などのほか、すた丼とギョーザ、サラダをセットした「ギョーザセット」(850円)、期間限定の「とん汁」(250円)なども提供。すた丼はごはんの量が標準で450グラムと特大サイズのため、300グラムの「ミニすた丼」(480円)も用意する。
関西初出店にあたり道頓堀店を訪れた同社の早川秀人社長は「東京で38年間、『すた丼』一本でやってきた。東京ではそれなりに評価してもらえ、これから全国に乗り出していこうとしており、まず最初に大阪ミナミで勝負しようと思ってやってきた」と話す。今後の事業展開について、広報担当の菱沼謙一さんは「関西地区で今後3年で15店を展開したいと考えている。2号店を関大前に出店し、その後は梅田に出店する予定」と話す。
営業時間は11時~翌3時。オープン初日のみ12時~。