大丸心斎橋店「北館」開業-売り場面積は従来の2倍超に

心斎橋筋商店街側の入口

心斎橋筋商店街側の入口

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 8月末に閉館した大阪・心斎橋の旧・そごう心斎橋本店が11月14日、隣接する大丸心斎橋店の「北館」(大阪市中央区心斎橋筋1)として生まれ変わった。

隣接する心斎橋筋商店街にはフラッグ広告も

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 旧・そごう心斎橋本店は、2000年のそごう経営破たん後の再生のシンボルとして2005年9月に建て替えられた。昭和初期のモダニズム建築をモチーフにした外観や豪華な内装が話題を呼び、再開店直後には1カ月で200万人を超える来店があったが、年々売り上げが減少、営業赤字が続き、今年2月にそごう親会社のセブン&アイ・ホールディングスと、大丸親会社のJ.フロントリテイリングとの間で379億1,000万円での売買契約が成立、9月末に引き渡しが行われていた。

 大丸「北館」として開業した14日には、朝から大勢の客が詰めかけ、開店時間を早めた。御堂筋側や地下鉄心斎橋駅側の入口を出口専用にし、心斎橋筋商店街側から入場するようにするなど混乱を避けスムーズな開店となった。

 従来の同店の主要顧客層の40~60代をターゲットとせず、18~24歳の「ヤング」、25~34歳の「アラサー」をターゲットに据えたのが特徴で、注目のデパチカ「うふふガールズ」フロア(地下1階、地下2階)は、心斎橋のアメリカ村に来街するヤング層に人気の27ブランドをそろえた。なかでも地下2階の「CECIL McBEE(セシルマクビー)」と地下1階の日本初「JILLSTUART CAFE(ジルスチュアートカフェ)」は人気で、カフェにはカップケーキを求めて70人近い客が列を作った。

 北館の開業により同店は、従来の「本館」「南館」の37,490平方メートルから77,490平方メートルへと売り場面積が一挙に2倍超となる。営業時間は、地下2階~5階=10時~20時30分、13階=11時~22時、他のフロア=10時~20時。

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