北新地のくし揚げ店「川と山」、南堀江に新店-若い世代の取り込み狙う

「川と山 南堀江店」の創作くし揚げ。左から岩手県産短角牛、うずらの卵、じゃがバター。奥はキンメダイと大根の「お膳くし」

「川と山 南堀江店」の創作くし揚げ。左から岩手県産短角牛、うずらの卵、じゃがバター。奥はキンメダイと大根の「お膳くし」

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 南堀江に11月1日、くし揚げ専門店「川と山 南堀江店」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-5266)がオープンした。

落ち着いた雰囲気のカウンター席

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 「川と山」は2005年、北新地に1号店(北区曽根崎新地1)がオープン。同エリアを利用する客に創作くし揚げを提供してきた。「南堀江店」は2号店目にあたり、北新地店で勤務していた尾下さんが店長を務める。北新地店がカウンター15席のみの店だったのに対し、同店ではカウンター10席、テーブル16席と4人用の個室1室を設け、多人数の来店客に対応する。

 同店が提供するコース(3,500円)では、13種類の創作くし揚げを提供。つけだれは、塩、白しょうゆ、ソースの3種類。一つひとつ手作りのオリジナルの器で提供する。具は牛肉、豚肉、エビなどの定番から、旬の魚や野菜などさまざま。1号店店長の佐々木さんが岩手出身だということもあり、岩手県産の短角牛など関西では普段見かけない素材も。尾下さんは「今後はくしの種類をお好みで選べるようなコースも提供していきたい」と話す。

 尾下さんは専門学校の同級生だった佐々木さんと2005年に「川と山」を北新地にオープン。土地柄、「年配の客が多かった」という。現在27歳の尾下さんは「これからは同世代のお客さんにもアピールしていきたい」と南堀江店をオープン。堀江、新町、難波、アメリカ村などの若い世代を取り込む狙いだが、北新地店の常連客が顔を出すことも多いという。「今後は近くで働く方にランチを提供したり、コースだけでなくアラカルトでくし揚げを楽しめるようにしたりと、いろいろなことに挑戦していきたい。かしこまらず、気軽に来られる店作りに取り組んでいければ」とも。

 営業時間は17時30分~翌3時。

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