北堀江のファッション関連学校「エスモードジャポン 大阪校」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-6539-5555)に11月28日、アートスペース「ギャラリーエフェメール」がオープンした。
1841年に創設された世界最古のファッション学校「エスモード」を運営するエスモード・インターナショナルグループは現在、拠点であるパリ校をはじめ、世界14カ国に21校を展開する。1994年に開校した大阪校では、約280人の学生がファッションを学んでいる。
1階のロビースペースにオープンした約10坪のアートスペースは、中之島のギャラリー「番画廊」(北区)とのコラボレーションにより、2年間の期間限定で開設するもの。「ファッションとアートの融合」を目指し、同校の学生だけでなく、ファッションやアートを学ぶ若い世代に向け、刺激や影響を与えるコミュニケーションスペースとしての役割を狙う。
11月27日に行われたオープニングレセプションで、同グループ代表の仁野覚さんは「アーティストとファッションが融合する場所ができうれしい。自分のメッセージを、技術とオリジナリティーで表現しようとするのはアートもファッションも同じだと思う。今の時代、自分の世界を語れる若い人は稀有(けう)なので、いろいろなアーティストに来てもらって交流してほしい」と抱負を語った。
オープニング展として現在、大阪出身の坂本真澄さんの絵画展「愛のむきだし」が行われている。同展は12月21日で終了し、今後、毎月1人の作家を紹介していく予定。番画廊の松原光江さんは「ファッションとアートのコラボレーションを軸に作家を紹介していきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。入場無料。日曜・祝日休業。