ラズ心斎橋に日本初の大型3D動画広告-ドコモが期間限定で

ラズ心斎橋の壁面に登場した3D動画広告。ビル内部にクリスマスツリーが置かれているように見える

ラズ心斎橋の壁面に登場した3D動画広告。ビル内部にクリスマスツリーが置かれているように見える

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 NTTドコモ関西支社(大阪市北区)は12月1日、戎橋の北東に隣接する来春開業予定の商業ビル「Luz Shinsaibashi(ラズ心斎橋)」(中央区宗右衛門町、旧・KPOキリンプラザ大阪跡地)の壁面看板を利用し、日本で初めてとなる大型の3D動画による広告を開始した。

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 この大型3D動画広告は、ラズ心斎橋の壁面看板をスクリーンに見立て、戎橋を挟んだ斜め向かいのベルスードビル6階から、8台のプロジェクターを用いて動画を投影することで実現した。映像はコンピューターグラフィックスで制作したもので、戎橋の中央からやや南側で見ると、目の錯覚により映像があたかも立体であるかのように見える。

 スクリーンの大きさは600インチスクリーンを縦に2つ並べたサイズに相当する、縦17メートル、横12メートルという巨大サイズ。光量を稼ぐために上半分を4台のプロジェクターが同じ動画を重ねて投映し、下半分を同様に4台のプロジェクターで投影する。プロジェクターとスクリーンの間に障害物がなく、その中間地点に戎橋があり多くの通行人にアピールできるという立地から、この場所での取り組みが決まったという。

 日没を待って17時15分から上映が開始された動画は、クリスマスにちなみビル内部に大きなクリスマスツリーが置かれている様子や、ビルの曇った窓をゴンドラマンが清掃する様子など、10種類のストーリーを展開。居合わせた通行人らは3D広告をカメラで撮影するなど楽しんでいる様子だった。

 ラズ心斎橋は、丸紅(東京都千代田区)が開発を進めている商業ビルで、地下1階・地上7階の8フロア、延べ床面積は2,500平方メートル。1階~4階には核テナントとしてスウェーデンのカジュアル衣料チェーン「H&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)」が出店するほか、5階~7階には飲食店が出店を計画しており、来春の開業を予定している。

 3D動画広告の上映時間は17時~23時。12月6日まで。

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