「大阪版モノポリー」発売1周年を記念したモノポリー大会が1月17日、道頓堀の中座くいだおれビル(大阪市中央区道頓堀1)で開催された。
主催は日本でのモノポリー普及に務める日本モノポリー協会(糸井重里会長)。2008年12月の発売以来、「人気で売れ行きもいい」という「大阪版モノポリー」の発売1周年を記念して企画された。同ゲーム盤にも記載されている「いちびり庵 本店」(TEL 06-6211-0685)が入店している同ビルが会場に選ばれた。「大阪版」にはそのほか「大阪城」「通天閣」「今宮戎」などの観光名所、「グリコ」「マンダム」「大林組」などの企業が描かれている。
当日は約50人の参加者が集まり、大阪版でモノポリー対戦を行った。同協会専務理事で2000年世界チャンピオンの岡田豊さんが「大阪版のお金の単位は円。ドルじゃありません。交渉もできるだけ関西弁で行ってください」とあいさつし、会場の笑いを誘った。その後参加者は4人ずつのテーブルに分かれて対戦を開始。3試合終わった後の総合ポイントで優勝者が決定した。優勝は、モノポリー歴はまだ1年目という秋田さん(埼玉県)。「大阪版は地名を覚えることもできて親しみやすい。これからもずっとモノポリーをやっていきたい」と話した。
2001年日本チャンピオンで南船場のカフェ「WA★shu(ワッシュ)」オーナーの植田幹浩さんが最後にあいさつし、「今後もこのような大会を続けていけることを願っている」と締めくくった。モノポリーの魅力について、岡田さんは「山あり谷ありで絶対にあきらめない精神が問われるゲーム。またコミュニケーションのゲームという側面もある」と話す。「橋下大阪府知事も大阪版を家族で楽しんでいるとうかがっている。今後は第2弾、第3弾と出していきたい。草の根から地域を盛り上げていければ」と意欲をみせる。