なんばパークスシネマ(大阪市浪速区難波中2、TEL 06-6643-3215)で2月6日、女優の中山美穂さんが映画「サヨナライツカ」の舞台あいさつを行った。
「サヨナライツカ」は辻仁成さん原作の同名小説の映画化。監督は「私の頭の中の消しゴム」などのイ・ジェハンさん。出演者は中山美穂さん、西島秀俊さん、石田ゆり子さんら。タイ・日本・韓国などを舞台に、自由奔放に生きる女性と婚約者を持つエリートビジネスマンのラブストーリーと、その25年後を描いている。今回の舞台あいさつは、映画の観客動員50万人突破を記念して、東京・名古屋・大阪・福岡で行われた。
大阪のなんばパークスシネマで同作品上映後に、中山美穂さんが紫のドレス姿で登場。見終わったばかりの観客に大きな拍手で迎えられた。関西について「気持ちのいい場所。いつもお好み焼きが食べたいと思っている」という中山さんは、「こうして劇場に足を運んでくれたことがうれしい。映画を見てそれぞれが感じたことを人と話してほしいし、何年後かに映画を見たことを思い出してもらいたい」と話した。司会者から西島秀俊さんとのベッドシーンについて質問されると、「歴史に残る美しいシーンにしようと、監督や西島さん、みんなと挑んだ」と撮影当時を振り返った。
「監督はどんな人?」という観客からの問いには「少年のように純粋で、こだわりがすごくある人。他にはいないタイプの監督だと思う」と答えた。苦労したシーンについては、「全部です」と会場の笑いを誘う一幕も。同作品のテーマである「愛すること」について、「人がいるから愛が生まれて、共存していけると思う。今も皆さんの愛を感じている」と締めくくった。