南海都市創造と高島屋は3月11日、「なんばパークス」(大阪市浪速区難波中2、TEL 06-6644-7100)の物販ゾーンをリニューアルオープンした。
なんばパークスは、2003年10月に部分開業、2007年4月に全館開業した複合商業施設。隣接する「なんばCITY」や「高島屋大阪店」との回遊性の向上を図るなどし、全館開業2年目(2008年4月~)の年間来場者は2,900万人を誇る。
リニューアルは、部分開業時から出店していた店舗を中心に、入れ替えや移転、改装を行ったもので、日本初出店1店舗、関西初出店8店舗、大阪初出店4店舗を含む新規出店=36店舗、移転・改装=27店舗の計63店舗が対象。これにより総店舗数はこれまでの240店舗から250店舗へと拡大した。
南海難波駅やスイスホテル南海大阪方面からつながる2階「キャニオンストリート」には、「シップス」「アメリカンラグジー」「ル ドーム エディフィス エ イエナ」などメンズ・レディス複合業態の大型セレクトショップを新たに導入したほか、「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」はリニューアルにより国内最大の店舗面積となった。
30代女性向けフロアの3階にはジュエリーの「イー・エム」、ファッションや生活雑貨の「アクチュエル」、レディスファッションの「アン レクレ」などが、4階はメンズ・レディスファッションの「ジョンブル プライベートラボ」などが初出店した。「母と子」をターゲットにリニューアルした5階には、創業105年の豆専門店「ナッツダム」が初出店したほか、ベビー用品の「アウラ ストア」が、親子で利用できる離乳食バー「アウラ カフェ ウィズ ベビー」を併設して出店した。
南海都市創造・流通営業部の吉田渉吾さんは「隣接する『なんばCITY』は駅の真下にあり、利便性の高さが特徴。これに対して『なんばパークス』は、ゆっくりといいものを選んでいただける場として、より差別化を図った」と話す。リニューアルにより客単価アップを目指す。