大阪市と大阪観光コンベンション協会(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6282-5900)が主催する「大阪旋風プロジェクト」が発行した冊子「osaka field trip」が話題を集めている。
同プロジェクトは、大阪市ゆとりとみどり振興局、大阪観光コンベンション協会、大阪大学コミュニケーションデザインセンター、デザイン集団「graf」など官・民・学が連携し、「10~30代前半の若者」に焦点を当て、魅力探しのプロセスそのものを公開することで新しい大阪のイメージを発信しようと、2008年12月にスタートした。これまで東京と大阪でトークイベントを1回ずつ開催した。
同冊子は、大阪の魅力を「暮らす」「話す」「創る」という3つの視点から発信するビジュアルブック「access to osaka」シリーズの第1弾として2月23日に発行したもので、「暮らすように遊ぶ」がテーマ。大阪で活動するクリエーターやショップオーナーなどが通う飲食店や雑貨店など、76スポットを掲載する。A5判84ページ。300円。大阪市観光案内所や掲載店のほか、カフェ、ギャラリー、雑貨店などで販売する。
大阪観光コンベンション協会情報発信チーム担当部長の狭間惠三子さんは「もう一度、大阪の魅力を再発見しようという3年間のプロジェクト。その2年目のアウトプットとして冊子を企画した。若い人に訴求するために、大阪を拠点に活動している若い人にも参加してもらった」と話す。「『osaka field trip』の反響は大きく、ブログで紹介してくれる人がいるほか、多くの問い合わせもいただいている」とも。6月には英語版を発行し、海外での配布も予定するという。
3月10日にはシリーズ第2弾の「インタビューズ vol.1」も発行した。大阪にゆかりのある人へのインタビューを通じて、大阪で暮らす、滞在することで得られるエネルギーなどをクローズアップ。A5判96ページ。大阪市観光案内所や大学生協などで無料配布する。「インタビューズ」はvol.3まで発行する予定。