南海電鉄(大阪市中央区難波5)は4月15日、南海なんば駅の情報サイト「なんばのミカタ」を公開した。
同社では2008年にオフィシャルサイトをリニューアルし、99駅あるうちの25駅の情報を掲載した。その後、全駅の情報を掲載することになり情報を取りまとめていたが、規模の大きいなんば駅の情報が多く、これまでの形式では入りきらないので、同駅のみ別サイトとして制作することになった。
「なんばのミカタ」は、「見方がわかる、使い方がわかる、歩き方がわかる」をコンセプトに、駅構内の施設紹介、駅周辺のルート案内、駅ナカ施設の案内のほか、読み物として駅係員の仕事を紹介する「お客様の味方」、昨年10月にリニューアルした「新生なんば駅誕生物語」、小ネタ集として「あのロケット広場のロケットはどこへ?」を掲載する。
サイト制作のきっかけについて同社鉄道営業本部の高尾浩二さんは「なんば駅は電車が駅の3階に到着するので、なんばCITYやなんばパークスへのルートがわからないお客さまが多かった」と話す。実際に駅係員に問い合わせの多い行き先について最短ルートを調べ、サイトに掲載した。
サイトの制作を担当した南海マネジメントサービスの佐藤貴俊さんは「すべてのコーナーにこだわりがある。ルート案内は特にたくさん議論し、検討に時間をかけた。今後は約1カ月おきに更新を続け、秋以降は駅係員のおすすめ店情報なども掲載していきたい」と話す。
サイト制作にあたり、駅係員から「自分たちの普段の仕事を知ってもらいたい」という提案があり実現した「お客様の味方」コーナーで、毎朝10分間「レッツ・クリーン」という清掃パフォーマンスを行っていると紹介したところ、なんば駅の利用客から駅係員に「何時に行っているのか?」と質問があるなどの反応があったという。